新ドイツワイン物語

New German wine story vol.5

Vol.5 「いま飲むべきドイツワイン」Wines of Germanyセレクション2018発表

by 松村由美子 (Wines of Germany Japan Advisor )

2018年4月11日、東京ビッグサイト「ワイン&グルメ」展示会にドイツワインブースを設けました。そこで待ちにまった「セレクション2018」をプレスリリースとともにお披露目しました。

いま飲むべきワインとは?

Wines of Germany日本オフィスが活動を再開して3年目となる今年は、日本市場におけるドイツワインの存在感の高まりを受け、すでに日本で流通しているドイツワインに絞り、20アイテムを選出いたしました。
進化を続けるドイツワインの品質やモダンなスタイルが顕著に表れているもの、を選抜の基準とし糖度はトロッケンを中心にハルプトロッケンまでが対象としました。「イマドキのスタイルって?」と思ったら参考に飲んでみてください。「アロマ豊かで透明感のある果実味。伸びやかな酸とミネラル感、粘らず重たくならないのが最大の特徴と言えるでしょう。

セレクションの応募・選考の方法

年初の1月にドイツワイン輸入元へワインの選考会へのエントリーを募集します。試飲選考会用に2本ずつをオフィスへ送っていただき、すべてに黒い袋をかぶせ、ナンバリングをし、ブラインド試飲の準備をします。2018年は23社から合計129本(昨年116本)ものドイツワインの応募を頂きました。
輸入元の関心の高さが伺え、ありがたいです。

2月中旬に、審査員である5名に試飲と採点・コメントを書いてもらいます。
すぐに集計し、ドイツ本部とともにランキングを確認し、トップ20が決まります。

審査員は5名 違う分野で活躍する現役のプロ達

森上久生氏(ソムリエ)、葉山孝太郎氏(ワインジャーナリスト)、田邉公一氏(ソムリエ・ワインディレクター)、山下公博氏(ソムリエ・虎峰)、冨永純子氏(ワイン&チーズエデュケーター)

審査員をお願いする時の基準は、実はこだわりがあります。それは、セレクト品を販促に使いやすい小冊子にする際に、‘幅広いコメントをのせたい’こと。ドイツワインを飲んでもらいたい対象者(若者・女性・他国品愛好家)にヒントを促す要素が詰まった冊子を作り販促に活用してもらうためにはどうすべきか? を考えて審査員を依頼しました。

料飲店向けコメントは、中華・フレンチ・和食・イタリアン・エスニックまで網羅するよう、複数のソムリエ氏へ。小売店向けコメントは「酒屋のオヤジさんや、デパートのOLでも分かる表現」を重視し、葉山氏に。そして今年は‘女性の味覚’を加えるべく冨永氏も参加いただきました。

すでに冨永氏以外の4名はドイツでのワインアカデミーでトレーニングを終え、最新動向を掴み創造性をどんどん高めた具体的なマリアージュの提案を多々頂きました。

何度目のデートで飲むべき?何の魚の天ぷらに合う?すぐにPOPやメニューに使えるネタが満載の小冊子!(^^)/

さて皆様、ここだけの話この小冊子は「力作」です。「畑があっち向きの斜面」だとか「スレート岩由来の」とかワインの解説ではお決まりの文言はありません。その代わりに、「飲みたい場面、どこで誰と?」「合わせる料理、素材と調理法つけあわせ」に重点をおいています。さすがのプロ審査員の皆様の妄想力はどこまでも膨らんでいきます。料理やサービスの経験の他に人生経験も伺えるような幅広いネタが満載です。
ドイツワインに合わせたくなる料理がこんなにあるとは!ときっと驚かれることでしょう。
小冊子を販促用にご要望の会社様は、ご連絡ください。差し上げます。

年間を通してのPR

セレクションワインは2018年を通じWines of Germanyによる日本市場でのプローモーション活動で紹介していきます。

インポーター目線での所感

「ワインの注文は、会議室でもらえるんじゃない!現場でとってきてるんだ!」熱い輸入元時代を思い出します。醸造工程や畑の資料を単に訳して営業に渡すと、よく嘆かれたものでした。
どんなヒントを提案したら、店は買ってくれるのか。それはお客様が何を聞きたいか、を先回りして提案することでしょう。白身の魚に合う、と言っても日本はたくさん種類があるし、調味料も豊富。ドイツワインの多様性は他国ほど振れ幅が大きくないので、単調なマリアージュでもこなせてしまうかもしれません。POPはもちろん、昨今ではWebページ作りにも、提案力と表現力の幅は益々求められています。キャッチフレーズや切り口、食材や場面のバリエーション。ここを拡げていくことが今後ますますキーポイントになってくるでしょう。